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 お産について

看護体制

病床数
30床
 スタッフ数
助産師 13名
看護師 17名
看護助手 3名
3交代勤務
日勤(8:30~17:00)
準夜勤 3名(16:30~1:00)
深夜勤 3名(0:30~9:00
 入院科
産婦人科、小児科、他科の混合病棟

妊娠中のかかわり

■妊婦計測
   妊婦健診時の計測やNSTによる胎児心音・子宮収縮等の確認を行い、妊娠経過が順調であるかどうか正確に把握し、異常の早期発見に努めます。
■妊婦指導
   妊婦健診では毎回、妊娠中~分娩までの様々な悩みや相談に助産師が応じます。また、妊娠初期、中期、後期、出産直前の4回、助産師が個別指導を行っています。
■母親学級(集団)
   お産に対する不安や悩みを少なくし、産婦さんが主体的にお産に臨めるようにすすめています。他の妊婦さんとの交流の機会にもなります。
   毎月第3水曜日 13:30~16:00 (予約制です)
■バースプラン
   「出産計画」のことです。出産という一生に数回しかない出来事をできる限り自分らしく、納得のいくものにするために、妊娠中から計画を立てていくことが大切です。お産をされるあなたと私たちスタッフが寄り添い信頼関係のもとに、その日を迎えるために書いてもらっています。体験記はこちら

入院中のかかわり

■分娩
   できるだけ自然なお産をめざしています。しかし、状況に応じて会陰切開などの処置を行うことがあります。陣痛室や分娩室ではご家族の方が付き添えます。また、ご主人の立ち会い分娩も希望に応じています。出産後、処置が終わり次第、赤ちゃんを抱っこすることができます。おっぱいも吸わせてあげましょう。ご家族の方は出産後、分娩室がととのった後入室できます。写真やビデオ撮影もOKです。しばらく赤ちゃんと一緒にお過ごしください。
■母乳育児
   時間授乳と自律授乳の混合です。完全母乳育児を希望される方は早期頻回授乳もおこなっています。産後すぐからおっぱいはたくさんでませんので、抱き方や飲ませるタイミングなど一緒に練習していきましょう。
■育児指導
    退院後の育児がスムーズに行えるよう授乳・おむつ交換・沐浴・退院後の生活や育児についての指導を個別or集団で行っています。また、沐浴の実施や家族の方の同伴も希望に応じています。
■産声カード
   赤ちゃんの産声・足型・写真・育児記録のおみやげがあります。
■小児科医の診察
    赤ちゃんは出生後から毎日小児科医の診察があります。
■新生児聴力検査
   赤ちゃんの1000人に1~2人の割合で耳が聞こえにくい赤ちゃんがいるといわれています。当院では健やかな赤ちゃんの成長のために生後2日目に耳の聞こえの検査を行っています。数分間で行える検査で、赤ちゃんは何も痛みを感じませんし、副作用もありません。
■先天性代謝異常等の検査
   赤ちゃんがおっぱいを飲み、哺乳量が安定した生後5日目に、足底部から採血します。治療可能な代謝異常などを早くみつけて、障害がおこらないように治療をする目的で行われています。
■バースレビュー
お産の振り返りを受け持ちスタッフが行います。体験記はこちら

母児同室or母児別室

  当院では、病棟の構造や安全面を配慮して母児別室ですが、以前の大部屋を準個室化したことで、希望される方には母児同室も行ってもらっています。母児同室を希望される方は、生後2日目以降、お母さんの体調回復と赤ちゃんの状態が良ければ行ってもらっています。24時間、昼間のみなど時間は自由に選んでいただけます。 母児別室の方は、赤ちゃんは新生児室でお預かりさせていただきますので、面会はガラス越しになります。入院中ご家族の方の抱っこ面会を1回行っています。

お部屋

間仕切りの準個室化されたお部屋です。

退院後のかかわり

・電話訪問 退院後1週間前後に行っています。
・電話相談 おっぱいのこと育児に対する不安や悩みの相談を24時間、病棟で受け付けています。
・母乳外来 赤ちゃんの体重測定・哺乳量測定・育児相談・母乳ケアなどを予約制で行っています。
・小児1ヶ月健診 育児・母乳相談に応じ、希望される方は哺乳量測定を行っています。

カンガルーケア

  カンガルーケアは、赤ちゃんを裸のまま、お母さんの胸に抱っこしてもらいます。肌と肌を直接触れ合わせることから、SKIN TO SKIN といわれています。
  出生直後の1時間は、お母さんと赤ちゃんが愛着形成を行うゴールデンタイムといわれています。赤ちゃんをうつぶせにし、お母さんの胸に抱っこしてもらうと、しばらくすると、赤ちゃんは泣くこともなく、生まれでた環境の探索行動をとります。目をきょろきょろさせて、お母さんの匂いや体温に守られながら、乳房を探りあて、ついには、おっぱいに吸いつくこともあります。
  お母さんもカンガルーケアを通じて、出産による心身の疲労を癒されるという体験をするのです。当院でも、このカンガルーケアに取り組んでいます。

タッチケアについて

  子育ての原点は、幼児期に「抱いて・語りかけて・おっぱい」が3原則と言えます。赤ちゃんと、肌と肌の接触を促進するためのタッチケアは、赤ちゃんの神経発達・体重増加・精神安定・免疫力アップのみでなく、タッチケアをするお母さんの不安解消や、母子関係の確立にも有効なことがわかってきました。赤ちゃんがごきげんに目覚めている時に10~20分、全身のマッサージと四肢の屈伸運動を組み合わせて行います。週に1回、H25年夏頃より病棟で行っています。産後に聞きたい方は、参加をお待ちしています。

里帰り分娩

初期からの分娩の予約は必要ありません。
  ・外来受診の時期 : 妊娠34週頃からの受診をお願いします。
  ・受診方法 : 総合受付で産婦人科のカルテを作って、産婦人科外来へお越しください。
  ・受付時間 : 8:30~11:00
  ・持ってきてもらうもの : 今まで受診されていた病院からの紹介状・検査結果・母子健康手帳・
                                       妊婦一般健康診査受診票・保険証
※産科医療補償制度の登録をされている方は、登録証控えをお持ちください。
 
<妊婦一般健康診査受診票について>
   県外からの里帰りの方は、里帰り前(できれば3週間以上前)に住民票のある地域の保健センター、もしくは役所の担当課にお問い合わせください。里帰り前と同様に利用できる場合と償還払い制度(一旦医療機関で全額支払い、後日受診票によって定められた金額を返金してもらう制度)を利用していただく場合があります。
 
❋当院は周産期センターではありません。早産・前置胎盤・多胎など母児のリスクが高い方は県内の周産期センターのある病院に変わっていただく場合もあります。妊娠中で早産傾向があり、帰省の判断にお困りの方は、直接医師と相談していただきます。
里帰り出産される方、またはお悩みの方、まずは平日午後にお電話ください。
お待ちしています。

骨盤ケア

  腰痛、尿漏れ、痔、脱肛、産前産後の不快症状の代表です。産後半数の方が人知れず悩んでいると最近の新聞に書いてありました。原因は骨盤のゆるみです。現代の女性に多い体型は、姿勢が悪く、背は高いのに同体は狭く平たく、その割には大きなお尻、下腹はポッコリ、太ももの間から向こうの景色が見える…。そんな「骨盤ゆるみ体型」の女性が増えているのです。特に妊娠中は、ホルモンの影響で骨盤の緩みがひどくなります。骨盤ケアを行うことで、妊娠中・産後の腰痛を軽くしたり、分娩を楽に進行させたりすることで、妊婦さん・産婦さんから喜びの声が届いています。腰痛・尿漏れの方、妊娠中・産後以外の方も遠慮なく助産師に声をかけてください。

おやつ

   平成21年 2月より、病院サービスの1つとして産後の方に『おやつ』を始めました。午後3時のティータイムと夜食(21時頃)の2回、スタッフがお部屋にお持ちします。おやつを含めた1日の食事カロリーは、2100~2200キロカロリーです。お乳が張り始めた方はスタッフに相談してください。

ご面会の方へ

   産後の方へのお部屋でのご面会を、赤ちゃんの両親・きょうだい・祖父母の方に限らせていただいております。それ以外の方は、ディルームでのご面会をお願いします。ナースステーションに声をおかけください。 また、産後の回復のためにご面会は短時間でお願いします。お部屋で赤ちゃんにご面会される場合は必ず手洗いをお願いします。風邪をひかれている方はご面会をご遠慮ください。
赤ちゃんの面会時間 11:00~16:00 18:00~20:00 (授乳時はご遠慮願います)

出産育児一時金の医療機関直接支払い制度のご案内

   当院では、できるだけ現金のお支払いが少なくなるように「出産一時金の医療機関等への直接支払い制度」をご利用いただくことを原則としております。
   直接支払い制度とは、当院が妊婦の方に代わり、妊婦の方がご加入されている医療保険者に対して出産育児一時金(家族出産育児一時金、共済の出産費及び家族出産費を含みます)を請求し、その金額を退院時に当院から請求する出産費用に充てる制度です。代行手数料はいただきません。 つまり、退院時に当院からご請求する入院分娩費用の総額によって請求内容が変わります。
 
  ・一時金(50万円)の範囲内の場合…現金等でお支払いいただく必要がなくなります。
                                 その差額を医療保険者に請求し受け取ることが出来ます。
  ・一時金(50万円)を超えた場合…不足分をお支払いいただきます。
*妊婦の方へのお願い
   入院中に保険証をご提示ください。また、入院後に保険証を変更された場合は、速やかに変更後の保険証をご提示ください。

産科医療補償制度のご案内

   健康で元気な赤ちゃんが無事に生まれてきてほしいという妊産婦と御家族の願いをかなえるために、医師や助産師は全力で取り組んでおります。しかしながら、予期せぬことにより、障害を持って生まれてくる赤ちゃんがいることも事実です。 万が一、分娩に関連して赤ちゃんに脳性麻痺が発症した場合には、赤ちゃんとその御家族をサポートしたいという想いから、当院でも「産科医療補償制度」に加入しています。 妊産婦の皆様にこの制度の対象者となることをしめす「登録証」を交付します。
山口県厚生農業協同組合連合会
長門総合病院
〒759-4194
山口県長門市東深川85
TEL.0837-22-2220
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