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論文・英文論文 掲載

英文論文掲載 Journal of Hand Surgery

英文論文掲載
Journal of Hand Surgery 2023年掲載

 本論文は、手では非常にCommon diseaseである手根管症候群に対して内視鏡を用いた鏡視下手根管開放術の臨床成績を報告しました。
 私のみが行った195例の手術症例に対して、前半、中盤、後半の3期に分けて手術成績を比較しますと、手術手技が確立する後半でも医原性の正中神経障害は避けられなかった、という結論が得られました。手根管症候群の正中神経は解剖学的な走行と異なり、アジア人には比較的大きなカニューラを手根管内に挿入することは神経障害の危険性を含んでいます。少しでも危険性を感じれば、躊躇なく従来法の手根管開放術へ変更すべきです。また。アジア人に合った小口径のカニューラを開発することも重要と考えられました。

英文論文掲載 Journal of Orthopedic Report 2023

英文論文掲載
Journal of Orthopedic Report 2023

 当院に留学されていたFidelis先生が英文論文を出し、掲載されました。
 内容は大変難しいのですが、大腿骨にできた骨軟骨腫が坐骨にインピンジメントした症例の報告です。骨軟骨腫は子供の時できた良性腫瘍で、高齢になって症状を出してきたのは脊椎の圧迫骨折による後彎変形と股関節のアライメント異常が原因であるという考察をしました。
 6か月という短期間の間2編の英文論文を書かれ、その努力が実りました。

英文論文掲載 Journal of Hand Surgery

英文論文掲載
Journal of Hand Surgery 2023:28 (1) ; 1-8.(仮)

 当院リハビリテーション科の嵐川嘉人作業療法士、木下大介科長、井上先生、上田先生、城市先生、村松院長の英文論文がJournal of Hand Surgeryに掲載されました。
 親指(母指)の根元にCM関節という特殊な関節があります。この関節のおかげで親指を回すことができますが、動きが大きいために年齢とともに壊れやすくもあります。私たちは以前より不思議に思っていましたが、このCM関節は壊れても痛みを訴えない患者さんもいます。また、治療してもなかなか痛みが良くならない患者さんもおられます。
 本研究では、母指CM関節症を装具や手術で治療した時に、どのような患者さんが良くなるのか?あるいは、どのような患者さんに痛みが長く続くのか?を検討しました。性格検査として矢田部・ギルフォード検査で評価し、ある特定の性格を有する患者さんに痛みが残りやすい事がわかりました。この結果は、個別にリハビリの方法を工夫するなど、治療の改善につながると思います。
 この研究を行うにあたり、嵐川先生はじめ当院リハビリの先生方にはとてもがんばっていただきました。努力が報われて、こうして活字になって発表されたことは大変光栄であったと思います。

英文論文掲載 Journal of Hand Surgery

英文論文掲載
Journal of Hand Surgery 2023:28 (1) ; 1-4.

 当院整形外科の小林将人先生と村松院長が英文論文を発表しました。論文名は「指神経に発生したパチニ小体形成異常の治療経験」です。
パチニ小体は皮膚直下にある圧受容体です。しかし、同じ部位の皮膚を繰り返し圧迫するとパチニ小体が大きくなり、指神経障害を起こします。手ではこれまで世界で38例が報告されていますが、治療法について一定の見解がありませんでした。当院では手術用顕微鏡を用いて神経内で過成長したパチニ小体を切除し良好な結果を得た症例を経験しましたので、手外科専門の英文誌JHSに投稿し掲載されました。

英文論文掲載 Journal of Orthopaedic Reports. 2022年

英文論文掲載
Journal of Orthopaedic Reports. 2022年

 当院に留学中であったIan Jason Magtoto先生と村松慶一院長が英文論文を投稿しました。題名は、「手指関節が多発性に骨吸収された非典型的痛風例」です。
痛風は第1趾関節炎を主症状し、その原因は高尿酸血症です。本例は、手指の関節が多発的に骨吸収され、不安定性が生じました。この症状は痛風には非典型的で、多発性網状組織球腫、関節リウマチ、乾癬性関節炎などと鑑別が必要でした。骨移植を追加した関節固定術を3関節に行いましたが、内固定材料は破損するなどの合併症がありました。本例の診断や治療選択について考察し、本Journalに報告させていただきました。

英文論文掲載 Modern Rheumatology. 2022年 6月掲載予定

英文論文掲載
Modern Rheumatology. 2022年 6月掲載予定

 村松慶一院長が英文論文を投稿しました。題名は、“Refractory satellite ganglion cyst in the hallux and finger” 「趾、指尖部に発生した難治性ガングリオンのう胞の起源」です。
 足趾、指尖部に発生した有痛性ガングリオンのう胞は、切除だけでは再発します。ガングリオンは内容液のFeederがあるはずで、起源と推測される隣接関節を開けて滑膜切除することが再発防止につながると考えられました。本疾患は意外と難治で、治療に困っている症例も多いはずです。

英文論文掲載 European Journal of Orthopedic and Traumatology. 2022年 1月掲載

英文論文掲載
European Journal of Orthopedic and Traumatology. 2022年 1月掲載

 村松慶一院長が英文論文を投稿しました。題名は、“Partial trapeziectomy for Eaton stage III thumb carpometacarpal arthritis: ligament reconstruction with tendon interposition using the entire fexor carpi radialis and interference screw fxation” 「進行期母指CM関節症に対する改良関節形成手術の臨床成績」です。
 母指は手の機能の6割を担うと言われています。他指との違いは、屈伸のみならず回すことができる事で、その動きを作る関節がCM関節です。このCM関節は、手の関節の中で2番目に変形性関節症を起こしやすい関節です。痛みのため、母指が使えなくなると、手の機能が4割しか使えないという事になり、進行例は手術適応となります。
 本論文では1983年に発表されたBurton関節形成手術を改良し、治療成績を向上させました。24例26母指に対して改良術式を行い、治療期間の短縮や母指の長さが維持できたなど良好な結果が得られました。

英文論文掲載 Journal of Hand Surgery 2022

英文論文掲載
Journal of Hand Surgery 2022

 村松慶一院長の英文論文がJournal of Hand Surgeryに掲載されました。題名は「進行期手指狭窄性腱鞘炎に対する安永尖刀を用いた超音波エコーガイド下腱鞘切開術の治療成績」です。
 ばね指は頻度の高い腱鞘炎です。早期では装具療法を行っていますが、進行した場合は手術適応です。通常は手掌を1cmくらい切開せねばなりませんが、術後3か月くらい瘢痕形成で創部が不快な感じがします。安永先生は現在黒崎整形外科の理事長をされておられ、ばね指に対する特別なメスを考案されました。手掌皮線より中枢を3mm程切開し、このメスを挿入します。
 当院では超音波エコー検査を見ながら安永尖刀を使い、できるだけ小さな皮膚切開で確実で痛くない手術を行っています。これまで150名の進行期ばね指患者に本法を行い、大変良い成績が得られましたので、この度英文論文に報告させていただきました。最近は、尖刀の形状を改良して、より良い成績を上げるようにしています。

論文掲載 総合リハビリテーション 2021年10月号 p997-1001

英文論文掲載 Journal of rural medicine 2021

論文掲載 日本マイクロサージャリー学会会誌

英文論文掲載 Modern Rheumatology 2021

英文論文掲載 Journal of Orthopedic Science 2020

英文論文掲載 The Bulletin of the Yamaguchi Medical School 2020

英文論文掲載 Journal of Hand and Microsurgery 2020

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