緩和ケア外来について(完全予約制)
皆さんは緩和ケアという言葉を聞くとどのようなことをイメージされるでしょうか。治療法がなくなってから、最後に受けるケアと思われている方も多いかもしれません。しかし、実は緩和ケアとはがんと診断されてから、または何かしらの症状があって、自分はがんじゃないかと疑ったときから受けることができるケアなのです。
<受診方法>
完全予約制となっておりますので、主治医の先生若しくは、地域医療福祉連携室/がん相談支援センターにご相談ください
【お問い合わせ窓口】
地域医療福祉連携室/がん相談支援センター
平日8:30~17:00 電話番号0837-22-1250(直通)
宮本晴美(看護師)、上田充哉子(看護師)、田村和彦(社会福祉士)
【お問い合わせ窓口】
地域医療福祉連携室/がん相談支援センター
平日8:30~17:00 電話番号0837-22-1250(直通)
宮本晴美(看護師)、上田充哉子(看護師)、田村和彦(社会福祉士)
<医療スタッフ>
精神科医 雨田 光代
内科部長 三谷 伸之
緩和ケア認定看護師 松野 多希子
化学療法認定看護師 花島 まり
皮膚・排泄ケア認定看護師 下田 智美
長門総合病院 緩和ケアチーム
内科部長 三谷 伸之
緩和ケア認定看護師 松野 多希子
化学療法認定看護師 花島 まり
皮膚・排泄ケア認定看護師 下田 智美
長門総合病院 緩和ケアチーム
<緩和ケアってどういうときに受けるの?>
皆さんはどういった症状があるときに医師や看護師に相談をされるでしょうか。痛みや吐き気、体のだるさなど身体的な症状を相談される方が多いかもしれません。しかし、がんになって治療を受けるときには身体的な苦痛と同様に、精神的な苦痛を抱えている人も多いのではないかと思います。家族のことや治療にかかるお金のこと、仕事のことが心配、家に帰りたい、病院に1人で寂しい、治療してよくなるか不安、などたくさんのことがあげられます。時に精神的な苦痛は身体的な苦痛よりも耐えがたいものとなります。また、精神的な苦痛が強いと、痛みなどの症状も強く感じられることがあります。そのためこれらの精神的な苦痛も私たちは患者さんが抱える苦痛として相談にのっています。
<緩和ケアを受ける対象は?>
私たちは患者さんとそのご家族を対象と考えています。疾患を抱える患者さん本人はもちろんのこと、それを支えるご家族の不安や苦しみも私たちは支えていきたいと考えています。もちろん不安や苦しみだけではなく、喜びや楽しみも共有していけたらと願っています。
<緩和ケアチームについて>
患者さんや家族の方の多様の相談に対応するために多くの職種がチームを組んでケアにあったっています。長門総合病院でも医師、看護師、薬剤師、栄養士、リハビリスタッフがチームを組んで活動しています。2ヶ月に一度「緩和ケア通信」を発行し、さまざまな情報提供も行っています。詳しくはこちらをご覧下さい
<おわりに>
緩和ケアは人生の最後に受けるものではなく、疾患を抱えながらも苦しみを予防し、和らげることでQOL(生活の質、生命の質)を高めるものです。現在はがんの分野で緩和ケアという言葉が使われることが多いですが、すべての疾患を抱える患者さん、家族の方に必要とされるものなのではないかと感じています。今まで「がんなんだからしょうがない。」「こんなこと先生や看護師に相談してもしょうがない」と諦めていること、我慢していることがあれば一度私たちに相談してみてください。答えがみつかる問題ばかりとは限りませんが、誰かに話すことで気持ちが楽になることもたくさんあります。私たちはあなたが、あなたらしく生きていけるようにそのお手伝いをしていきたいと願っています。