沿革
その後、患者数の増加に伴い、検査棟の増築を始めとする施設の整備、医療の進歩に対応する医療機器・設備の充実を図ってきた。また、患者ニーズの多様化に対応するため、診療科の拡大、診療体制の安定充実に努め、計画的に増床も進め、昭和59年には鉄筋コンクリート5階建の東館の落成をみた。高齢者医療にも力を入れ、昭和60年には老人デイケアセンターを設置し、リハビリテーション機能の向上も図った。続いて、北浦地域の基幹病院としての機能整備に着手し、平成7年に山口県立萩看護学校実習施設を併設、看護基準も2.5対1看護を取得 した。またさらに、施設の狭隘化への対応と患者アメニティの向上のため、6人室の解消及び1床あたりの床面積の拡大を目的とした病棟増改築工事を行い、平成10年9月に西館が完成した。
地域住民の高齢化、第4次医療法の改正、長期療養の必要にも迫られ平成14年7月に5階病棟を一般病棟から療養病棟へと転換し、更に平成15年11月には介護療養病棟26床と医療療養7床の増床を行い、平成19年より在宅医療へと目を向け、訪問リハビリ及び訪問看護ステーションを開始し、地域医療福祉連携室の設置をおこなった。
介護病床は平成20年2月を以って医療療養病棟へと転換したが、更なる看護の充実を図るべく、平成20年に7対1看護基準を取得した。
がん診療の充実、均てん化を図るべく、平成20年11月にがん診療連携推進病院の指定を受け、平成21年6月から外来点滴室の運用を開始した。
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年問題に向けて、平成26年3月に山口県厚生連将来ビジョンを策定し、平成27年9月から本館3階病棟を38床の地域包括ケア病棟に転換した。同時期に山口県は各医療圏の地域医療構想の策定に動き出し、当医療圏でも地域医療構想策定協議会が発足した。
山口県地域医療構想は平成28年7月にまとめられ、構想の実現に向けて平成29年12月に長門総合病院公的医療機関等2025プランを策定した。平成26年12月に実施した耐震診断で耐震基準を満たさないことがわかった本館病棟建替え計画を2025プランに盛り込み、地域医療介護総合確保基金からの助成に向けて動いた。
平成31年1月から令和3年7月の間に実施した本館病棟増改築工事において、放射線治療棟・本館東棟・本館中央棟が完成し、急性期機能と回復期機能の整備、充実を行った。この工事期間中の令和元年7月に病床数の変更を行い、一般病床204床・地域包括ケア病床40床・医療療養病床53床・感染症病床8床の305床となった。
令和元年後半、中国武漢市から全世界に拡大した新型コロナウイルス感染症は令和2年に入ると日本でも感染が広がり、令和2年7月に当院でも初の入院患者を受け入れた。令和4年5月から令和5年5月の間は、本館3階40床を新型コロナウイルス感染症の専用病床とし、圏域に限らず県内全域より入院患者を受け入れた。
令和4年5月には、当院初の外国人雇用として、ミャンマーの特定技能看護補助者を3名採用した。
令和5年7月~9月の間に実施した東館3階病棟改修工事では、限られた医療資源を集約し、持続可能かつ効率的で質の高い急性期医療を確保する為に、小児科と産婦人科の病室10室を個室化し、各室に洗面台、トイレ、シャワーを整備した。
令和5年10月、許可病床数を305床から260床にスリム化。長門保健医療圏地域医療構想調整会議では、将来的に当地域では急性期病床と慢性期病床が過剰になるとの予測があり、今後の医療需要を見据え、調整会議での合意を得て急性期病床5床、慢性期病床40床の削減を行った。
今後も、地域の急性期医療・回復期医療・慢性期医療の多面を担い、公的医療機関としての責務を果たすべく努力していく。
令和元年後半、中国武漢市から全世界に拡大した新型コロナウイルス感染症は令和2年に入ると日本でも感染が広がり、令和2年7月に当院でも初の入院患者を受け入れた。令和4年5月から令和5年5月の間は、本館3階40床を新型コロナウイルス感染症の専用病床とし、圏域に限らず県内全域より入院患者を受け入れた。
令和4年5月には、当院初の外国人雇用として、ミャンマーの特定技能看護補助者を3名採用した。
令和5年7月~9月の間に実施した東館3階病棟改修工事では、限られた医療資源を集約し、持続可能かつ効率的で質の高い急性期医療を確保する為に、小児科と産婦人科の病室10室を個室化し、各室に洗面台、トイレ、シャワーを整備した。
令和5年10月、許可病床数を305床から260床にスリム化。長門保健医療圏地域医療構想調整会議では、将来的に当地域では急性期病床と慢性期病床が過剰になるとの予測があり、今後の医療需要を見据え、調整会議での合意を得て急性期病床5床、慢性期病床40床の削減を行った。
今後も、地域の急性期医療・回復期医療・慢性期医療の多面を担い、公的医療機関としての責務を果たすべく努力していく。
年譜
昭和19年8月 | 「山口県農業会長門病院」創立(大津郡仙崎…現在長門市仙崎) |
昭和23年8月 | 農業会解散→山口県厚生農業協同組合連合会創立 「山口県厚生農業協同組合連合会長門総合病院」となる |
昭和26年8月 | 公的医療機関の指定を受ける |
昭和26年12月 | 正明市駅前(現長門市駅)に新築移転(木造2階) |
昭和29年 | 大津郡内4町村(深川町、仙崎町、通村、俵山村)合併し「長門市」となる |
昭和32年 | 診療機能の整備充実を行い「総合病院」の承認を受ける |
昭和47年11月 | 現在地へ移転、全面改築鉄筋コンクリート4階建(一般169床、伝染22床) |
昭和50年10月 | 検査棟増築(昭和62年病理検査室増築) |
昭和56年6月 | 人工腎臓透析を開始 |
昭和59年5月 | 東館増築鉄筋コンクリート5階建(一般250床、伝染22床) |
昭和60年5月 | 老人デイケアセンター落成(運動療法 昭和61年2月承認)(デイケア 平成2年6月1日承認) |
昭和63年4月 | 一部増改築 東館増築(MRI室、放射線科、2階、3階)本館(更衣室、製剤室改修)会議室増築 |
平成元年7月 | 神経内科開設 |
平成元年10月 | 脳神経外科開設 |
平成元年10月 | 東館3階(産婦人科・小児科)特三類看護承認(特三40床、特二210床) |
平成4年7月 | 増床18床、(一般268床、伝染22床) |
平成7年3月 | 土地造成工事起工式(平成7年1月26日土地取得6,368㎡) |
平成7年7月 | 看護学校実習施設、看護婦宿舎起工式(平成8年3月18日竣工) |
平成7年11月 | 新看護基準2.5対1A取得 |
平成7年12月 | 増改築工事起工式 第1期工事、エネルギーセンター棟着工(平成8年9月2日竣工) |
平成8年10月 | 第2期工事、西館着工(平成9年10月28日竣工) |
平成9年11月 | 第3期工事、本館改修着工(平成10年8月31日竣工) |
平成10年9月 | 本館増改築工事落成 |
平成11年4月 | 感染症新法の施行により、伝染病床22床を感染症病床8床に変更 |
平成12年7月 | 新看護基準2:1、一般病棟Ⅰ群入院基本料1を取得 |
平成14年7月 | 5階病棟を療養病床に変更、(一般210床、感染症8床、療養58床) |
平成15年11月 | 介護療養病床26床、医療療養病床7床の増床 |
平成16年11月 | オーダリングシステム稼働、中央採血室運用開始 |
平成18年9月 | 訪問リハビリテーションの開始 |
平成19年6月 | 地域医療福祉連携室の設置、訪問看護ステーションの開設 |
平成20年2月 | 介護療養26床を医療療養へ転換(一般210床、医療療養91床、感染症8床 計309床) |
平成20年5月 | 7対1一般病棟入院基本料の取得 |
平成21年5月 | 外来化学療法室の設置 |
平成24年4月 | 健診センターの改修 |
平成25年2月 | オーダリングシステムの更新(フルオーダリングの開始) |
平成25年10月 | 在宅ケア支援センターの設置(訪問看護ステーション、訪問リハビリテーション、居宅介護支援事業所) |
平成25年11月 | 眼科外来移転改修 |
平成27年3月 | 地域がん診療病院の指定 |
平成27年9月 | 本館3階病棟を地域包括ケア病床に転換(医療療養91床のうち38床を運用変更) |
平成29年2月 | 外国人医師等臨床修練病院の指定を受け、外国人医師の受け入れを開始 |
平成30年6月 | リウマチ科開設 |
平成31年1月 | 増改築工事着工、放射線治療棟の建設開始(令和元年9月落成) |
令和元年7月 | 公的医療機関等2025プランに沿って病床を削減(一般204床、地域包括ケア40床、医療療養53床、感染症8床 計305床) |
令和2年5月 | 新本館東棟落成(5月7日運用開始) |
令和3年5月 | 新本館中央棟落成、新手術室完成(5月6日運用開始)、東館2階改修工事開始 |
令和3年6月 | 電算システム更新 |
令和3年7月 | 平成31年1月に着工した一連の増改築工事竣工 |
令和4年4月 | 山口大学内科専門研修において特別連携施設から教育関連病院への引き上げ |
令和4年5月 | ミャンマーの特定技能外国人看護補助者3名を採用 |
令和4年5月 | 本館3階40床(地域包括ケア病床)を新型コロナ即応病床へ運用変更 |
令和5年5月 | 本館3階40床を地域包括ケア病床として運用再開 |
令和5年7月 | 東館3階病棟の全室個室化改修工事開始 |
令和5年8月 | 令和4年4月以降、循環器内科、麻酔科、病理診断科を標榜追加 |
令和5年10月
| 病床再編を行い305床から260床に(一般159床、地域包括ケア40床、医療療養53床、感染症8床 計260床) |
令和5年11月 | 電子カルテ運用開始 |
令和7年2月 | 核医学検査装置更新 言語聴覚室移転改修 |
施設概要
開設者
管理者
法令等による各種指定
・二次救急医療機関(病院群輪番制病院)
・災害拠点病院
・DMAT指定医療機関(災害派遣医療チーム)
・地域がん診療病院
・第二種感染症指定医療機関
・生活保護法指定医療機関
・結核指定医療機関
・原子爆弾被爆者一般疾病取扱医療機関
・養育医療機関
・育成医療機関
・更正医療機関(心臓機能、腎臓機能)
・小児慢性特定疾患治療研究事業契約医療機関
・特定疾患治療研究事業契約医療機関
・労災指定保険医療機関
・労災保険二次健診等給付医療機関
・日本消化器病学会認定施設
・外科周術期感染管理教育施設
・日本乳癌学会認定関連施設
・日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設
・救急救命士実習施設
・山口県立萩看護学校実習施設
標榜診療科
内科 ※脳神経内科 小児科 外科 整形外科 ※脳神経外科 産婦人科 耳鼻咽喉科 眼科 ※皮膚科 泌尿器科
病床数
入院基本料
病棟構成
病床区分 | 一般病床 | 療養病床 | ||||
病床機能 | 急性期 | 回復期 | 慢性期 | |||
入院基本料 | 急性期一般入院基本料2 | 地域包括ケア病棟入院料2 | 療養病棟入院基本料1 | |||
病棟 | 2階 | 3階 | 4階 | 感染症 | 本3階 | 5階 |
病床数 | 50 | 56 | 53 | 8 | 40 | 53 |
1日平均患者数(令和6年度実績)
併設事業所
職員数(令和7年4月実績 非常勤医師・派遣職員を除く)
医師 | 看護職員 | 薬剤師 | 診療放射線技師 | 臨床検査技師 | PT・OT・ST | 管理栄養士 | 臨床工学技士 |
30 | 199 | 13 | 12 | 20 | 25 | 6 | 4 |
視能訓練士 | 社会福祉士 | 介護福祉士 | 事務員 | 調理員 | 看護補助者 | その他 | 合計 |
2 | 4 | 5 | 74 | 18 | 34 | 11 | 457 |
診療科別医師数(令和7年4月実績)
| 内 科 | 脳神経内科 | 小児科 | 外 科 | 整形外科 | 脳神経外科 | 皮膚科 | 泌尿器科 | 産婦人科 |
常 勤 | 7 | 0 | 2 | 4 | 4 | 0 | 2 | 3 | 4 |
非常勤 | 1.800 | 0.200 | 0.400 | 0.075 | 0.225 | 0.350 | 0.150 | 0.675 | 0.425 |
| 眼科 | 耳鼻咽喉科 | 放射線科 | 麻酔科 | 病理検査 |
|
|
| 合計 |
常 勤 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 |
|
|
| 29 |
非常勤 | 1.975 | 0.275 | 0.850 | 0.800 | 0.400 |
|
|
| 8.600 |
名称 | 構造規模 | 建築年度 | 延べ面積 | 写真 |
本館中央棟 | 鉄筋コンクリート造 3階 | 2021年 | 2629.87㎡ | ① |
本館東棟 | 鉄筋コンクリート造 4階 | 2020年 | 5584.59㎡ | ② |
医師住宅9号 | 軽量鉄骨造 | 2015年 | 112.41㎡ | ③ |
医師住宅A・B棟 | 軽量鉄骨造 | 2012年 | 477.80㎡ | ④ |
医師住宅1~8号 | 軽量鉄骨造 | 2011年 | 859.12㎡ | ③ |
放射線治療棟 | 鉄筋コンクリート造2階 | 2019年 | 339.50㎡ | ⑤ |
西館 | 鉄筋コンクリート造5階 | 1984年 | 6452.46㎡ | ⑥ |
東館 | 鉄筋コンクリート造5階 | 1997年 | 6032.88㎡ | ⑦ |
エネルギー棟 | 鉄筋コンクリート造2階 | 1996年 | 1778.49㎡ | ⑧ |
感染症病棟 | コンクリートブロック造1階 | 1981年 | 441.29㎡ | ⑨ |
リハビリテーション棟 | 鉄骨造2階 | 1985年 | 1408.44㎡ | ⑩ |
看護師宿舎 | 鉄筋コンクリート造3階 | 1996年 | 1280.94㎡ | ⑪ |
西館待合ホール | 鉄骨造 | 2020年 | 35.69㎡ | |
渡り廊下 | 鉄筋コンクリート造・鉄骨造 | 261.66㎡ | ||
プロパン庫 他 | コンクリートブロック造・鉄骨造 | 53.40㎡ | ||
合計 | 27748.54㎡ |











