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学会発表

第156回山口県整形外科医会

第156回山口県整形外科医会で当院から3編の学会報告がありました。 文責 村松

 令和4年6月18日(土) ANAクラウンプラザホテル宇部にて 第156回山口県整形外科医会が開催されました。県内の整形外科医50名くらいが参加されました。当院から報告された口演は以下の3編です。

「Erosive Polyarticular Tophaceous Gout Presenting as Painless Masses of Both Hands」
 長門総合病院 整形外科、手外科診療センター
  Ian Jason C. Magtoto、村松慶一、小林将人、杉本英彰、谷泰宏
「手指パチニ神経腫の治療経験」
 長門総合病院 整形外科、手外科診療センター
  小林将人、村松慶一、谷泰宏、杉本英彰、Ian Jason Magtoto
「安永尖刀を再考する」
 長門総合病院 整形外科、手外科診療センター 
  村松慶一,Ian Jason C. Magtoto, Ma. Felma Rayel, 小林将人、杉本英彰、谷泰宏

 Ian先生は2022年4月から当院へご留学されているフィリピンの先生です。痛風は足趾に発生する「風が吹いても痛い」くらいの関節炎です。本例は手指の関節が溶けていくような、まれな変化を示した症例を経験しましたので報告しました。英語での素晴らしい発表態度で、いくつかの質問も頂きました。
 小林先生は、指神経に生じたパチニ小体形成異常の発表をしました。内容は難しかったのですがですが、本演題もとても興味を持たれ、多くの質問をいただきました。大変有用な口演であったと思います。

第143回西日本整形・災害外科学会

第143回西日本整形・災害外科学会にて口演(令和4年6月11日・12日、福岡)
病院長 村松慶一

 本学会は九州・山口地区の整形外科医が集まる学会です。今回の開催は福岡で行われ、私の関係する骨軟部腫瘍部門だけピンポイントで参加しました。今回の学会も、万全なコロナ対応の中で学会が行われました。
 口演名は「Tinel様徴候を主症状とした指神経発生腫瘍類似疾患」という題名でした。手にはとても痛みが出る腫瘍類似疾患ができます。これをどう見分けて?どう治療するか?という内容の発表をさせていただきました。当院には手と腫瘍の専門治療部門があります。他大学の先生方も、なかなか見ない病気の患者さんがいらっしゃいます。多くの質問をいただきまして、誠にありがとうございました。

第95回 日本整形外科学術集会

第95回 日本整形外科学術集会にて口演(2022年5月19-22日、神戸)
病院長 村松慶一

 この度、整形外科では最も大きな学会である日整会学術集会(東京医科歯科大学主催)が開催され口演しました。演題名は「進行期手指狭窄性腱鞘炎に対する安永尖刀を用いた超音波エコーガイド下腱鞘切開術の治療成績」でした。
新型コロナウィルスの影響で学会がWeb上のみで開催されてきたのは、日本の医学会の発展に大きなマイナスでした。これはWebが悪いという意味ではなく、顔を突き合わせて議論をするということがいかに大切であったかを痛感しています。会場の神戸ポートピアホテルには全国から多くの整形外科医が参加し、久々に会った旧友と時間を共にしました。我々もWithコロナ時代に慣れてきたせいもあり、会場のコロナ対策は完璧で、毎日の検温は必須でしたし、食事も黙食を守っていました。
 今回の学会テーマは「スマートな医学、スマートな整形外科学」でした。スマートには痩せているという意味と、賢いという意味があります。今後の日本医療を考えれば、コンパクトで賢い病院形態にモデルチェンジしていかねば生き残れないという示唆だと理解しました。特別企画には、柔道家の井上康生氏や、バレエの熊川哲也氏、料理家の坂井宏行シェフ等、著名人が患者さんとして参加されたシンポジウムがあり、視線が変わって大変勉強になりました。

第65回日本手外科学会

第65回日本手外科学会にて口演(2022年4月14日、小倉)
病院長 村松慶一

 新型コロナウィルスの影響で、今年の手外科学会もWeb開催となりました。これで3年連続の縮小開催となりました。例年、全国から手の診療をされている熱い先生方が1000人以上学会に参加されますが、今回もかなりの先生がWeb参加となりました。
今回の開催は小倉でしたので、私の関係する部分だけピンポイントで参加しました。口演名は「安永尖刀を再考する」という題名で、手指腱鞘炎の手術方法について発表させていただきました。
 今回の学会は計10会場ありましたが、時間が重なり全ての口演を聞くことはできません。しかし、Web開催であればすべての口演をパソコンで聞くことが可能です。コロナ時代が終わっても、このWeb開催は続いていくかもしれません。と言いましても、全ての講演を聞くには1か月は必要と思われますが。
厳重な感染対策下での学会発表。アクリル板越しに話し、マイクは触らない徹底ぶり。

第9回中部日本ハンドセラピィ研究会、第39回中部日本手外科研究会

第9回中部日本ハンドセラピィ研究会、第39回中部日本手外科研究会にて口演(2022年1月29日、大阪)
病院長 村松慶一

 新型コロナ オミクロン株の大流行で、本会は全てWeb開催となりました。本会は中部地方から近畿、中国、四国地方までの手を専門に治療する外科医とリハビリの先生が集まり、手の病気を徹底的に討論する会です。
 当院からは、2つの口演をさせていただきました。
 リハビリの井上清隆先生は「母指CM関節症の関節背側亜脱臼を矯正する新しいスプリントの実践」と題して、当院で新しく開発したオーダーメード装具の有効性を発表しました。親指の付け根にあるCM関節は変形しやすく、治療に難渋します。装具が第1選択ですが、市販の装具は患者さんにあまり喜ばれません。そこで井上先生は、このような装具を考案作成しました。これまで27人34手に治療し、痛みが軽くなり日常生活も楽になり、とても良い結果が得られました。すでに1年以上使用されている患者さんもおられ、当院では、これからもこの装具を応用していきたいと考えています。

 村松は、「安永尖刀の再考―超音波エコーガイド下腱鞘切開術の治療成績」と題して講演しました。ばね指は頻度の高い腱鞘炎です。指がかくかくしてとても痛みます。進行したばね指は手術が効果的ですが、手のひらを1cmくらい切開せねばなりません。安永先生は現在黒崎整形外科の理事長をされておられ、ばね指に対する特別なメスを考案されました。 当院では超音波エコー検査を見ながら安永尖刀を使い、できるだけ小さな皮膚切開で痛くない手術を行っています。これまで150名の患者さんに行い、大変良い結果が得られました。最近は、尖刀の形状を改良して、より良い成績を上げるようにしています。


第142回 西日本整形外科災害外科学会

第142回 西日本整形外科災害外科学会にて口演(2021年12月11・12日、熊本)
病院長 村松慶一

 西日本整形外科災害外科学会は、全九州、山口県、鳥取県、の整形外科医が集まる大きな学会です。今回、私は専門分野の骨軟部腫瘍と教育研修講演に参加しました。印象的だったのは、高齢者に発生する大腿骨頚部骨折は年々増加傾向でしたが、最近は骨粗しょう症の治療が進んできたことやバリアフリーなど生活様式の改善により減少しているという事です。また、東京大学の先生から、関節リウマチを診察する医師が整形外科から内科の先生に変わってきているのに嘆いておられました。
 私の口演は、「指尖部に発生したSatellite Ganglion Cyst」についてでした。12月も全九州で新型コロナウィルス新規感染者はほぼ出ていません。今後も厳戒体制のまま現地開催の学会が行われると思われます。

第5回アジア・パシフィック(環太平洋)微小血管外科学会

第5回アジア・パシフィック(環太平洋)微小血管外科学会にて講演
2021年12月2日 茨城県つくば国際会議場
病院長 村松慶一

微小血管外科学は、1mmくらいの血管を顕微鏡の下でつなぎ合わせて、様々な手術に応用をする学問です。この度アジア・パシフィック地域の専門の先生が集まる学術集会が茨城県つくば国際会議場で行われました。現在コロナ感染は全国的に落ち着いていますが、完全厳戒態勢の状況下で行われ、発言する時以外はすべてマスク着用が義務づけられました。外国の先生は全てWebでの討論となり、参加総数は1000人弱くらいだったそうです。
私は1つの講演、2つの発表、2つの討論会の座長をしました。講演は、「アジアにおける血管柄付き同種複合移植」でした。題名ではさっぱり意味不明ですよね。腎臓が悪くなった患者さんには、ご家族から腎臓を移植します。けがで手が無くなった患者さんには、他人から手を移植します。これまで全世界では115手がすでに移植されています。残念ながら日本では法律整備もされておらず、できない手術です。アジア地域の現状と問題点、未来について発表させていただきました。
討論には、トルコ、インド、オーストラリア、韓国の先生方が出席されました。発表はもちろん全て英語です。討論は熱く、ずーっと英語をしゃべっていましたので疲れました。最近の若い日本人医師(特に形成外科の先生方)は、良く英語を話すようになったなぁと感心しました。発表も原稿を読まずに、物おじせず討論でも引き下がりません。外国の先生は細かい英文法の誤りには寛大で、何が言いたいかをしっかり聞いてくれます。
現在海外では、手のみならず、顔、子宮、腹壁などの移植もされています。これらの手術をするのは、微小血管外科に精通している移植医です。これまでの結果を冷静に見ますと、手移植は幸せな患者さんがおられますが、顔移植などは不幸な患者さんが多くみられます。もう一度、ヒポクラテスの言葉、「医療は人を傷つけてはいけない。」という原則を、考え直すべきなのかもしれません。

第155回 山口県整形外科医会

第155回 山口県整形外科医会にて口演(2021年11月27日、山口労災病院講堂)
2021年秋には新型コロナウィルスの第5波が来ましたが、その後感染者数はほぼ落ち着いたため学会が厳重対策の下、現地開催となっています。今回、第155回 山口県整形外科医会が山口労災病院で開催され、当院整形外科より以下の3名が口演しました。原則的に演者は会場で、受講者はWeb聴講するハイブリッド形式で行われました。今回新任の杉本先生にも発表頂き、熱い討論が行われました。本学会会長の富永俊克先生、大変ご苦労様でした。

「前腕に発生する腱交差症候群の治療成績」
長門総合病院 整形外科
小林将人、村松慶一、谷泰宏、杉本英彰、Gaston Rose, Jasson Arcinue

「脛腓骨骨骨折に長母指伸筋単独麻痺を合併した1例」
長門総合病院 整形外科
杉本英彰、村松慶一、小林将人、谷泰宏、

「足趾、指尖部に発生した難治性Ganglion Cystの起源」
長門総合病院 整形外科
村松慶一、小林将人、杉本英彰、谷泰宏、Gaston Roce、Felma Rayel, Jasson Arcinue、

山口大学医学部臨床系特別専門講義

2021年11月26日 臨床系特別専門講義 村松慶一

私は山口大学医学部臨床教授を拝命頂いており、医学部5年生に講義をしています。若い頃私は家族とともに、豪州、米国に留学し、必死に仕事をしてきました。今回学生さんには、「Internationalに活躍できる医師になるには-自分にしかできないSpecialistを目指して-」と題して90分の講義をしました。医学部の講義は専門的な講義ばかりですが、たまには国家試験には出ない内容も良いだろうと思い、この題名でお話ししました。以下がその内容です。
私は山口大学を昭和62年に卒業しましたが、なぜ地元福岡に帰らず山口に残ったのか?それは、在籍6年間で多くの親友を得た事と心から尊敬できる恩師と一緒に仕事がしたかったからです。  
なぜ私が留学を夢見たのか?私が育った昭和の後半は、大東亜戦争に負けた日本がアメリカに追いつくために頑張ってきた時代です。私の両親世代の日本人がみんな同じ方向を向いて、成長していく姿を見ていてとても楽しかった。その中で海外へのあこがれが芽生えました。
最近、留学を志す日本人は少なくなりました。その理由はなぜか?グローバリゼーション、つまりネット社会で海外が近くなってしまい、あえて行く海外に必要性を感じなくなったと思います。これはいけません。海外に行けば、新しい価値観に芽生え、発想の転換力が付き、幅広い人脈ができます。海外に行くと新しい目で日本を見直すこともできます。
英語を話すという事は、語学力よりも会話を盛り上げる能力の方が大切です。アメリカ人は英文法の過ちに寛容です。日本語の論文は日本人しか読みません。しかし、英語の論文は全世界の人が目にします。どこの国でも、医師は医学の向上に貢献せねばならない義務があります。だから、英語の論文を書きましょう。
最後に、学生さんに医師になれば5つの事を忘れないでほしいと述べました。1)国際人となろう、2)医師が最も必要とされることは人格である、自分の揺るぎない医療哲学を持とう、3)医師が楽しく仕事をすれば患者さんも楽しくなる、4)医師はいつまでも医師らしくあるべき、一生、命の尊さを学ぶ、5)決して少年の心を捨てないようにしよう、研究では必要です。
学生さんにはちょっと難しい話だったかもしれませんが、正直に私の気持ちを後輩に伝えました。

第79回 中国・四国手外科症例検討会

第79回中国・四国手外科症例検討会 (2021年11月20日、当院院長室にてWeb開催)
病院長 村松慶一

本研究会は中国・四国にある各大学、病院の手外科専門医が集まり、診断や治療法に苦慮している症例を持ち合って討論する会です。毎年6月と11月に開催され、今回は79回でしたので約40年続いている歴史ある検討会という事になります。それだけ、我々手を専門とする外科医にとってこの症例検討会がいかに勉強になるかがおわかりになるかと思います。
今回の当番幹事が私でしたので司会を務め、まず前半で1例17分、計9例の検討会を行いました。いつもは一同会場に集まり、手外科医独特の熱い議論が交わされます。今回はコロナ対策でWeb開催でしたのでどうなるかと思っておりましたが、とてもスムーズに進み実になる討論ができたと思います。後半は聖隷浜松病院の大井宏之先生に「謎だらけのばね指」というタイトルで講演していただきました。おそらく100名以上の先生が参加されたと思います。次回80回は、ポストコロナ時代になり、一同岡山に集まり、熱い討論を楽めることを願っております。


フィリピンの整形外科医会

第154回 山口県整形外科医会

第64回 日本手外科学会

第38回 中部手外科研究会

第47回日本マイクロサージャリー学会

第140回 西日本整形外科災害外科学会

第63回日本手外科学会

長門市歯科医師会にて

第12回アジア太平洋手外科学会

山口県肝疾患コーディネーター研修会

中国四国リハビリテーション医学研究会

第46回日本マイクロサージャリー学会・第138回西日本整形外科災害外科学会

第81回日本臨床外科学会総会

第52回中四国整形外科学会、手外科症例検討会

第153回山口県整形外科医会

第35回山口県リハビリテーション研究会

第63回韓国整形外科学会、第45回韓国整形外科基礎学会(10月15日~19日)

第73回長北医学会(萩)

第16回日本乳癌学会中国四国地方会

第20回国際患肢温存学会ISOLS(ギリシャ)

中国四国リハビリテーション医学研究会・谷医師

中国四国リハビリテーション医学研究会

第152回山口県整形外科学会

第14回国際手外科学会(ドイツ)

第137回西日本整形外科・災害外科学会

日本リウマチ学会

第62回日本手外科学会・第31回日本ハンドセラピィ学会

山口県農村医学学会

第151回山口県整形外科学会(徳山)

第21回超音波骨折治療学会(東京品川)

第42回山陽骨軟部腫瘍研究会(徳山)

韓国の W Hospital にて研修と講演を行いました。

山口県厚生農業協同組合連合会
長門総合病院
〒759-4194
山口県長門市東深川85
TEL.0837-22-2220
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